Contents
- 1 格安SIMのメリット
- 2 格安SIMのデメリット
- 2.1 デメリットその1: 実店舗がないため、自分で調べる力が必要
- 2.2 デメリットその2: 格安SIMだと、通信速度が遅くなる場合がある
- 2.3 デメリットその3: 格安SIMだと、電話代は高くなりがち
- 2.4 デメリットその4: データ容量をたくさん (20GB以上) 使う場合は、月額料金が高くなりがち
- 2.5 デメリットその5: キャリアメールが使えない
- 2.6 デメリットその5: LINEでID検索が使えなくなる
- 2.7 デメリットその6: 乗り換えた後、自分で初期設定をする必要がある
- 2.8 デメリットその7: 格安SIMだと、クレジットカード払いが多い
- 2.9 デメリットその8: 大手キャリアを使っている場合は、違約金が発生する場合がある
- 2.10 デメリットその9: 格安SIM事業者は、統廃合されることがある
- 3 格安SIMに乗り換えるべきか?は以下の観点で考えよう
格安SIMのメリット


解約しても違約金がかからない、いわゆる更新月まで待ってから格安シムに乗り換えようと思ったんだけど、違約金の約1万円を払ってでも得することがわかったんだ。
違約金なんて、格安シムに乗り換えれば、たった2ヶ月でもとが取れるんだ。きみ、いま使ってるのはドコモだっけ?




乗り換えるわ。ありがとうきみ。

メリットその1: 携帯代が月2,000円ぐらいになる

格安SIMの月額費用

格安SIMの年額費用

月額料金・基本プラン・通話量・通信量
メリットその2: 同じスマホを使い続けるほどオトク!
大手キャリアと契約していて、同じスマホを使い続けると損した気分になりませんでしたか?
私もその一人でした。
同じ機種を使い続けているのに、なんの割引もない!
一方で機種変すると端末代の割引がある。
不公平ですよね。
格安SIMだと、
そもそも月額料金が格安ですし、
機種変したからと言って、端末代の割引があることはほとんどありません。
したがって、同じスマホを使い続ければ使い続けるほど、オトクになるのです!
メリットその3: 2年縛りがない
大手キャリアを使っていると、2年縛りという言葉を耳にしたことがあると思います。
2年に1~2ヶ月だけ訪れる、契約更新月以外に解約すると、違約金約1万円を払わなければならず、契約を2年単位で縛っていることから、2年縛りと呼ばれています。
他社に乗り換えづらくしているわけですね。
上図にあるように、毎月300円を上乗せして払うことで、契約更新以降は違約金を不要とするプランも新設されたようですが、ただでさえ高いのに嫌になっちゃいますね。
そもそも、大手キャリアから2年縛りプラン以外の料金プランが紹介されなかった例が、2017年には平均68%もあったそうです (参考: 内閣府の「大手携帯電話事業者における期間拘束・自動更新を伴う契約」)
約10人に7人は、2年縛りのプランしか紹介されなかったということです。
したがって、あなたも知らずのうちに、2年縛りのプランに入っているかもしれません。
おそろしいですね。
格安SIMでは、2年縛りといった、縛りのあるプランはほとんどないため、安心して契約することができますよ。
メリットその4: シンプルな料金プラン
大手キャリアの料金プラン、なんだか何を言っているかよくわからないですよね。
わざと料金をわかりづらくしているのではないかと思うほどです。
現に、総務省の「第15回(令和元年6月18日)モバイル市場の競争環境に関する研究会」において、西村(真)構成員が「大手キャリア(MNO)の複雑怪奇な料金プランが是正されるということを大変に期待しております」 と発言されており、国も認めているほどです。
これを受けて、大手キャリアは新料金プランを発表しましたが、月額○円と大きく記載されている右肩などに米印がついており、よく読むと、家族3回線以上を利用しており、最初の6ヶ月だけですよという条件付きの料金となっております。
大手キャリアは、国から指摘されても割引後の価格を表示しており、消費者に寄り添っていないことがおわかりいただけるかと思います。
メリットその5: エンタメ系のサービスが通信量にカウントされない、特徴のある格安SIM事業者もある!
大手キャリアだと、通信料金は○GBでいくら、といったように、通信量ベースで課金されるかと思います。
YouTubeでヒカルさん、ラファエルさんの動画見たり、
abemaTVを見たり、
Amazon Prime Video で映画見たり
すると、あっという間に通信量が残り0になること、ありませんか?
なくなっちゃったから、1GB課金するかーとやっているうちに、月額1万円超えていたこともあるでしょう。
そんな人におすすめなのが、YouTubeなど対象の動画や音楽(エンタメ系)を定額料金でデータ通信量の制限なく、好きなだけ楽しめるオプションが付けられる格安SIM事業者もあります。
自宅にWi-Fiがない方、外出先でエンタメ系を楽しまれる方は、エンタメ系のオプションがついた格安SIM事業者へ乗り換えることで、月額料金がグーンと安くなることでしょう!
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動画を中心に見る方 - データ量ごとの格安SIM
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格安SIMのデメリット
デメリットその1: 実店舗がないため、自分で調べる力が必要
大手キャリアのショップを利用されたことがあるかと思います。
docomoショップ、auショップ、SoftBankショップ。
どれも馴染みがありますよね。
わからないことがあったとき、スマホが壊れたときなどに利用されている方もいたかと思います。
実は格安SIM事業者のほとんどは実店舗を構えていないため、困ったときにはショップ店員などに丸投げすることができず、公式サイトやインターネットで情報を自力で調べることになります。
これまでの人生で、大手キャリアのショップを何度利用しましたか?
私は契約のとき以外は利用していませんでした。
大手キャリアを使っている方でショップを1、2回しか利用したことがない方は、ショップをよく利用するお客さんのショップ利用料を間接的に負担しているがために、月額料金を搾取されているのです。
デメリットその2: 格安SIMだと、通信速度が遅くなる場合がある
大手キャリアを利用されている方で、なんか今日は通信速度が遅いなと感じたことはありましたか?
ほとんどないと思います。
格安SIMに乗り換えると、サラリーマンがよく利用する時間帯である、通勤時間帯(8時台)とお昼休み(12時台)に、通信速度が遅くなることがあります。
これは、格安SIM事業者は大手キャリアから通信するための道路のようなもの(帯域)を何本か間借りしており、混雑時には、いくつかの通信が道路を通れなくなるために起こります。
私は、お昼休みは会社のPCを使ってネットサーフィンする、Amazon Kindle Oasisという電子書籍端末で読書する、などで対応しています。
スマホから離れるいい機会になりますので、むしろ通信速度が遅くなってよかったです!
デメリットその3: 格安SIMだと、電話代は高くなりがち
大手キャリアで音声通話し放題プランに加入されている方はいますか?
音声通話し放題プランに加入していて、1ヶ月にどのくらい音声通話していますか?
ここでいう音声通話は、LINEやFacebookなどのアプリによる通話は含みません。
1ヶ月に140分以上、音声通話を利用していないのではないでしょうか。
140分以上利用されている方は、格安SIMに乗り換えないほうがよいでしょう。
デメリットその4: データ容量をたくさん (20GB以上) 使う場合は、月額料金が高くなりがち
現在、データ容量はどの程度利用されていますか?
格安SIMでは、データ通信量を20GB以上とたくさん使う場合は大手キャリアのほうが安くなることが多いので注意が必要です。

月間のデータ通信量 (出展:NTTコム リサーチスマートフォンのデータ通信量と月額料金に関する調査)
ただし、NTTコムの調査によれば、9割の方が、1ヶ月に3GBも使っていないようです。
また、ほとんどの方が、1ヶ月に7GBも使っていないことがわかります。
ほとんどの方はこのデメリットを気にする必要はないでしょう。
デメリットその5: キャリアメールが使えない
現在、キャリアメール (@docomo.ne.jp, @au.com @ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp、i.softbank.ne.jp)を利用されている方はいますか?
格安SIMに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなるので注意が必要です。
私は乗り換え前にキャリアメールを使っていましたが、Googleの提供するメールサービス GMail (無料) に乗り換えました。
キャリアメールよりGMailのほうが安定してサービスが提供されているため、GMailを利用されることをおすすめします。
デメリットその5: LINEでID検索が使えなくなる
LINEというアプリを利用されている方がほとんどだと思いますが、大手キャリア以外を利用している場合は、友達追加時にIDを検索して登録する、「ID検索」機能が使えなくなるので注意してください。
ID検索が利用できなくなっても、LINEが利用できなくなるわけではありません。
QRコードによる登録や、ふるふるなどで友達登録すれば何ら問題はありません。
デメリットその6: 乗り換えた後、自分で初期設定をする必要がある
大手キャリアでスマホを購入した場合は、キャリアのショップで、あらかじめスマホが使える状態にして渡されたかと思います。
格安SIMでは、そうはいきません。
自分で、スマホが使えるようにする初期設定をする必要があります。
ただ、構える必要はありません。たった数分、スマホをタップして設定するだけです。
デメリットその7: 格安SIMだと、クレジットカード払いが多い
大手キャリアへの支払い方法に、クレジットカードを利用されている方もいれば、銀行口座引き落としをされている方もいるでしょう。
格安SIMでは、支払い方法がクレジットカード払いのみ、といったところが多いので注意してください。
デメリットその8: 大手キャリアを使っている場合は、違約金が発生する場合がある
大手キャリアを利用している方で、契約期間が自動更新されるようなプランを利用されている方は、違約金が発生する場合があります。
違約金はせいぜい1万円程度です。
違約金がどの程度かかるかどうかは、大手キャリアのショップ、もしくは電話にて聞くことができるので、心配いらないでしょう。
デメリットその9: 格安SIM事業者は、統廃合されることがある
大手キャリアを利用されている方で、近々大手キャリアが倒産するのではないか?と考える人はいないでしょう。
ただし、格安SIM事業者は倒産したり、統廃合されることがあるのです。
事実、FREETELという格安SIM事業者は、楽天らに統廃合されました (出典: 「自己破産で学んだ」 元FREETEL増田薫氏が翻訳機で復活 スマホにも意欲 - ITmedia Mobile)
とはいえ、心配することはありません。
楽天に変わってからも、料金プランに大幅な変更等はなかったようです。 (参考: FREETEL SIMが楽天に統合!ユーザーへの影響は?乗り換えキャンペーン情報も! | セット割チョイス)
格安SIMに乗り換えるべきか?は以下の観点で考えよう
以下の観点に3点以上当てはまると、乗り換えたほうがよい
まとめると、以下の観点に3点以上当てはまった場合は、格安SIMに乗り換えるべきです。
- 月3,000円以上、大手キャリアに払っている
- 同じスマホを2年以上使い続ける
- 2年縛りなど、契約に縛られたくない
- シンプルな料金プランがいい
- 外出先(Wi-Fiを利用しない環境)で、YouTubeなど動画や音楽(エンタメ系)を1日に10分以上観る
- 大手キャリアのショップに、数回しか行ったことがない
- お昼休みに通信速度が遅くなっても困らない (代わりに読書など自己啓発などをする)
- 140分以上、音声通話を利用しない
- データ通信量は毎月20GB以下
- クレジットカードを持っている
以上、格安SIMのメリット、デメリットを紹介しました。
格安SIMに乗り換えたほうが良いことがおわかりいただけたところで、次の記事へどうぞ
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