格安SIMの主要事業者のなかでちょうど1GBを提供しているのはビックローブのみです。それ以下になりますと、Mineoのみが0.5GB(500MB)を提供し、他の事業者は基本的に 3GB以上になります。
500MBを使用する場合はMineo、1GBの場合はビックローブになります。
ただし、ビックローブはデータ通信のみSIMを提供していません。
参考程度ですが、上記2社の月額料金に200円を追加すれば3GBが使えるようになります。また、3GBプランになると、上記2社以外の選択肢も増えるので検討する余地はあります。
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そもそもGBって何?
GBはギガバイト(Giga byte)のことで、約10億のバイト(Byte)をさしています。バイトというのはデータ通信を行うときの単位のことです。例えば、お買い物をするときには1円は最小単位であるようにデータ通信の世界では1バイトは同様の意味を持っています。メール1通をお送るためには数千バイトは必要です。バイトを生成し、運ぶためには電波や基地局などの設備が必要なため、電波の使用料のお支払いや設備構築を行う通信事業者はバイトの単位、つまりギガバイトの単位で通信料を計算しています。
補足:1GBは約1000MB(メガバイト)、1MBは約1000KB(キロバイト)、1KBは約1000バイトのこと。
1GB/月は誰に適しているの?
1GB/月に適している方は携帯電話で動画やYoutubeを見ない人です。
1GBで約4.5時間の動画再生ができます。1日に直すと、約9分間になります。
また、動画の画質が高くなるとより多くのバイト数が必要になりますので高画質で楽しめる時間が更に減ります。1GBを使い切った後に速度制限がかかりますので快適な動画再生ができなくなります。
因みに、1GBで、メールのみを送受信を行った場合は約2000通、LINEアプリでの通話は約2000分など基本的は動画以外の通信は困らないことが分かります。※参考情報
つまり、月1GBでも不満のない方は携帯電話やスマホで動画をほとんど見ない人といって良いでしょう。こういった人は家でWi-Fiを使用し、外出の際には動画再生はしないでしょうか。
1GBの格安SIMを選ぶ際の注意って何?
重要なのは2点です。通信速度と月額使用料です。
通信速度
格安SIMへ乗り換えたい皆さんの中には、通信速度を気にされる方は多いと思います。格安SIMへ乗り換えた後に「使い物にならない」とかの声を聞くこともあります。
確かに大手携帯電話会社が提供しているSIMに比べて格安SIMの方がデータ通信が遅い場合がありますが、快適に使えるSIMはたくさんあります。選択する際に失敗をしないことは重要でそのために多くのユーザに支持されている実績のあるメージャーな格安SIMの中から選択することをおすすめします。
月額使用料
大手携帯電話会社から格安SIMへ乗り換えることによって1年間で10万円以上を節約できる効果があります。そのため、多くの皆さんが格安SIMへ乗り換える主要な理由は月額使用料のやすさでしょう。格安SIMのデビューを検討されている皆さんにおいても、どんな格安SIMの方が安いかを知りたいと思います。
次節以降では通信速度および月額使用料の観点でおすすめの1GBの格安SIMをご紹介します。
1GBの格安SIMのおすすめは?
結論から述べさせていただきますと、格安SIMの主要会社にて丁度1GBを使う人はビックローブしかありません。但し音声+データ通信のプランになります。1GBの半分となる500MBでも我慢できるならMineoは唯一の選択肢になります。こちらについてデータ通信のみのプランもあります。
格安SIM事業者は1000社以上ありますので、前者の比較はできませんが、全体シェアの6割を占めている次の事業者を比較していきたいと考えています。楽天モバイル、IIJmio、OCNモバイルONE、Mineo、ビックローブ
YモバイルやUQモバイルは大手携帯電話会社のサブブランドであるため、格安事業者と見ていません。簡単に言うと、YモバイルとUQモバイルはそれぞれソフトバンクとauの看板を変えただけで、事業を展開しています。
通信速度の観点のおすすめ
通信速度の観点では、mineo、OCNとIIJmioの順になります。
2019年2月に行われたMMD総研の顧客満足度調査によると、「データ通信品質・安定性」項目において顧客満足上位なのは高い順でmineo(54.7%)、OCNモバイルONE(52.7%)、IIJMIO(52%)で、楽天とビックローブはもっと下にあります。上位3社については、格差があまりないため月額使用料を見てバランスのとれた決断が必要でしょう。
月額使用料の観点でのおすすめ
上記の主要格安SIM事業者の中で、1GB以下を提供しているのは2会社(mineo&ビックローブ)です。1GBちょうどを提供していたのはビックローブのみですが、音声+データ通信のプランしか提供していません。つまりデータ通信のみを検討されている場合はMineoのみになります。
音声+データ通信に限って比較すると、ビックローブの方がmineoの半額になります。
因みに両社の月額使用料に対して、+200円を追加すると使用可能な通信量が3GBまで上がるため検討する余地はあるかと思います。
格安事業者 | データ通信量 | 月額使用料(円) | 回線種別 | SIM枚数 |
Mineo | 0.5GB(音声+データ通信) | 1310/1400/1750 | ドコモ/au/ソフトバンク | 1 |
Mineo | 0.5GB(データ通信のみ) | 700/700/790 | ドコモ/au/ソフトバンク | 1 |
ビックローブ | 1GB(音声+データ通信) | 1400 | ドコモ・au | 1 |
購入手続き
WeBでの購入をおすすめします。Webでの購入する場合は以下を用意する必要があります。
・身元確認資料
・クレジットカード
・連絡可能なメールアドレス
・MNP番号 #他社(大手携帯電話会社を含む)から乗り換える場合に必要。
購入手続き完了後、約3日後に設定ガイドおよびSIMカードが届きます。その後、設定ガイドにしたがって設定を行っていただければすぐに使えるようになります。
ビックローブの格安SIMは購入はこちら
Mineoの格安SIM購入はこちら
設定手順
設定ガイドに従えば簡単に設定することができます。基本的に、購入したSIMを端末に入れてAPNの設定を行うことになります。APNは回線設備の最端にある装置で、事業者のAPNを設定しないとインターネットなどの接続ができません。APNの設定手順はガイドに記載されていますので、参照してください。